2009年12月4日金曜日

そろそろ復活??

事業アイデアの立案と、いくつかの海外企業との提携準備でしばらく放置していたブログだが、そろそろ復活させてないと。

実は、ここ数カ月書こうと思って下書きを保存したままになっているメモも、多々あり、いくつかは私の備忘録として再編しました。

色々と多忙なこともあり、あまり頻繁には投稿できないですが、ぼちぼちやっていきましょう。

2009年7月28日火曜日

Yahooの広告売上も減少と言うことは・・・・・

今更感はあるけど、広告の収益は減少している。Webメディアに携わるモノとしては、色々な業界セグメント別に各期の成績を指標として見ているけど、結局平均値はドレ?という話しになると、Yahooを見ていると分かるんですよね。あまりにも寡占化が進みすぎていて、とりあえずYahooの数字を見れば、大体全体の傾向と変わらない。


これを見たときに、どう考えるか?結局、Web広告全体が、1%強縮小していると言うことではないか?

でも今更凄いと思うのは、月間総PVが464億4500万で、アクティブユーザーIDが2438万という数字。単純にアクティブユーザーID数から計算してしまうと、1ユニークブラウザ(UB)当たり、1905PVと言うことになる。これは、行き過ぎか?

ちなみにちょっと前の公表値で考えると、YahooJapan全体のユニークブラウザー数が1.92億になっているので、241.9PV/UBと言ったところでしょうか?でも、これでもちょっと多すぎで、どても詳細にページコンテンツを利用しているようには見えません。まあ、昔からオークションの利用者は、何回もリロードすることがあるので、その辺でしょうね。

ちなみに、この記事のネタ元である日経BPの場合は、1.38億PV/1167万UBとなってます。11.8PV/UBですね。まあコンテンツサイトとしては、妥当な数値と思います。

やはり、メディアは広告以外の収入源を考えて行かないと、先がないでしょうね。

”メディアをどげんかせんといかん

 

2009年7月17日金曜日

Do Japanese Use Internet in Proper Manner?

I have been a user of several internet services in Japan for many years, and I cannot feel comfortable for some reason. It really becomes clear when I use services developed outside Japan.


Generally speaking, people like what they call privacy, namely anonymity. By this anonymity, users can enjoy the freedom of what they say, irresponsibly.


The famous bulletin board "2 channel" is where people spit out rumors, jealousy, critics, crime, anything. Users are so brave and talkative while they enjoy being anonymous clouds.


In recent years, parents of school children are worried if their kids are bullied on web sites so-called "School Underground Bulletin Board". The purpose of these sites is to bully others without drawing school staff’s attention. In many cases, these sites are secured by password, and access is limited by cell phone. The name of the site does not include the school name, thus it is quite difficult to locate where they are. The ministry of education says there more than 38000 such sites as of March 2008.


Japan’s largest social networking service “Mixi” is de-fact standard for average Japanese young people. I have been using this service for few years. At first, it was astonishing that I hooked up with long-forgotten friends from high school.


But then again, almost all users are anonymous. Users use nickname and no actual photo. The way I hooked up with old friends are to register to certain community group, like a high school I went to. Then you see someone’s class year, and club he/she joined. Finally, I would ask, “Hey, you were in tennis club in 1983. I must know you.” It is a long process.


It is quite understandable that people are afraid of reveling one’s profile on internet, but many of them dare to do so.


I have a friend who posts many blogs. He is quite active writing stories and taking photo of his hobby, motorcycle. The funny part is that he uploads so many photos, but all photos were process to hide face of himself.


Yeah right, he doesn’t want to be identified. But I think his photo processing is too ugly, just like a stain or something. I do not know if he really has to upload photos if he makes photos that ugly.


Now looking at the world largest SNS, Facebook. As you know, majority of the users reveal themselves as they are. It was quite easy to meet with your old friends. I saw a case which one of my friends from college changed her first and last name. It was totally unfamiliar name to me, but I could see it was my old friend by looking at the photo and her friends on facebook.


2009年6月21日日曜日

著作権の話し

著作権・・・・・避けては通れない話しだが、考えると気が重くなる。5月頭の新聞にも記事が載っていたが、国内のテレビ番組を海外在住者向けに配信していた会社が、著作権法違反の容疑で摘発された。

ジェーネットワークサービスインターナショナルの経営者は、月数千円の料金で、NHKと民法の番組をそのまま配信していた。

このサービス自身を考えると、非常に便利だ。私自身、10年以上前に海外赴任した時には、日本のTV番組が恋しくなり、住んでいた場所の側にあるヤオハンにテナントで入っているレンタルビデオショップに通ったものだ。

そこは韓国系の移民の方が経営していたのだが、販売されているオフィシャルなビデオに加えて、最新の日本のテレビドラマが1週間遅れで入荷されていた。当然、違法コピーである。CMも含めて、すべて録画されたものだ。

メディア人として考えると「著作権は守るべきモノ」と感じる。しかし同時に、Web人として考えると「解放していく方法を考えるべきモノ」とも感じてしまうのだ。

ステークホルダーがどうこうとか、著作権者がどうこうと言う話しではなく、単純にユーザーとして何が欲しいのか?という議論がなされていないように思える。

現に、出版メディアの中でも、過去のアーカイブをどのように活用していくかで議論はされている。創刊されてから100年以上経つ雑誌もある。このバックナンバーには、歴史的価値のある情報が詰まっていて、過去のコンテンツをデータマイニングしていけば、世の中のファッション動向から、色々な事実が分かってくるだろ。これは宝の山なのだ。

しかし、著作権法がこの宝の利用に待ったをかける。過去のコンテンツに含まれている、画像やテキストの著作権だ。自社で大半(或いはすべて)の著作権を保有できる、新聞系メディアは良い。過去記事を、どう使おうと自由かもしれない。それに対して、ファッション系や音楽系といったメディアは、保有するコンテンツの大半が、他者の著作権物から成り立っている。利用の仕方にもよるが、二次利用と言うことになると、必ずコストが発生する。確かに、外部のカメラマンやライターの権益を守る事は重要だ。しかし、それらの著作権益を永遠にも近い時間に対して与える事が妥当かを考えたい。

Googleブック検索にしても同じだ。日本の著作権保有者達は、自社の著作権物をgoogleがインデックスすることを認めないと言うのだ。

では、どうするのだろうか?このまま価値のあるコンテンツを、自社の保有物として歴史の狭間に葬り去るのだろうか?ユーザーは、それらの価値がある情報が欲しいのだ。Googleにやられたくないのであれば、自社で公開する方法を考えて欲しいのだ。

そして、こうやって既存のメディアが進まない議論をしている内に、誰かが他者のコンテンツを利用して儲けているのだ。

結論のない議論はやめよう。早く動かないと、メディア共々、著作権者も滅びるかもしれない。


2009年6月14日日曜日

印刷業界向けのセミナー

先週の金曜日は、取引先の社長からの依頼でセミナーの講演などをやってきました。
ビジネスを支えるクロスメディア

JAGAT(日本印刷技術協会)が主宰している「クロスメディアエキスパート資格試験」のための、勉強セミナーという事で、元々は印刷業界に従事する方々のためのものらしい。

雑誌・新聞が調子よくないとなれば、当然印刷業界も打撃を受けるわけであって、色々と新しい分野に視野を広げようと努力をしているようです。

しかしながら、まだまだ印刷を中心とした制作物に視点がいってしまう傾向があるように思え、これからどのように、メディアを捉えていくかがポイントですね。

主婦の友と大日本印刷のエントリーでも書きましたが、まだまだメディアと印刷会社が組んで出来ることは沢山在るはず。

今回の講演は、初めて別業界の方々向けだったので、どのレベルでお話しをすれば良いか、ちょっと悩みましたが、まあまあ上手く出来たのではないかと。

 

2009年6月12日金曜日

雑誌営業からWebの営業へ

先日、同僚と話しをしたときの事。

雑誌の営業として二十数年の私の先輩にあたる方ですが、年齢の割(失礼)にはWebに対しても積極的な方です。専門系の雑誌営業としてやってこられて、昨今の不況にも負けず新規軸の提案を得意先にぶつけていく。

そんな彼も、組織の複雑化によって広告が売りにくくなっているとぼやく。Webの部門が出来上がって、ウチのサイト(彼の担当雑誌のWeb版)もそっちで一括でやるようになってから、色々やりにくいとのこと。

そして、私の部門の営業担当者は、「雑誌の言うとおりにやっていたら、いつになってもWebとして独立できない」という。

どちらの言うことも正しい。雑誌から派生したWebメディアは、雑誌広告のパッケージとして売っている内は、採算性が向上しない。しかし、Webとしても単体で売れるほどの力がない。

どこも同じだなと感じる。時代に取り残されつつあるオールドメディア企業では、ネットを理解している人間が、ネットの世界の言葉で、ネットを知らない人に文句を言う。そして、ネットを理解しない人は、オールドメディアの論理で、ネットを知っている人に文句を言う。

いつになっても、溝が埋まらない。こんな事では本当に終わってしまう。

せめて、もう少し、オールドメディア出身のWeb理解者が立ち回れる環境を作れないものか?
オールドメディアからWebへの事業シフトを(採算ベースではなく、メディアとして)成功させた企業の人材に、もっと活躍して貰えないのか?

確かに、昔からいる会社は、居心地がいいかもしれない。だけど、今こそ古巣を飛び出して、自分たちの経験を、世のメディア企業のために活かすべきじゃ、ないだろうか?

 

2009年6月11日木曜日

出版社への期待とは、この程度なのか?

確かに自らが幼少の頃、雑誌のフロクは楽しみにしてたと思いますが・・・・。雑誌に10年程携わってきた者としてみると納得がいかないのだけれども、世の中の現実は、こんなものか。

雑誌購入者の6割が「フロク目当てで購入」、人気アイテム1位は「CD-ROM」2位は「バッグ・ポーチ」

この分野では、宝島社が自ら雑誌付録の工場を中国に持つなど、女性誌の分野では各社が凌ぎを削っているようです。

各出版社共に、広告・販売収入が減る中で、少しでも広告費と部数を稼ぐために、あらゆる手段をこうじていますが、現実は厳しい。ファッション誌に同梱される付録の大多数は広告主の商品ですが、これらもコストは出版社持ち。広告主からしてみると「あなた方、私たちのブランドを使わせてあげるんだから、感謝しなさい」と言ったスタンス。

これでは、メディアはビジネスを維持していけない。本来であれば、メディアの流通とスペースを利用して利益を享受する広告主が持つべきコストを出版社が持っている。

ファッション誌の未来は暗いか。

2009年5月23日土曜日

ユニクロのキャンペーンモデル

今朝の新聞を見てビックリ。ユニクロの全段広告で、なんとアギネス・ディーンがキャンペーンモデル。

アギネスと言えば、エル・ジャポンでも表紙を飾るイギリスのスーパーモデル。パリやミラノのコレクションでも、アナスイやヴェルサーチ、D&Gといったブランドのモデルを務めてます。
そしてユニクロと言えば、日本が世界に誇るスーパーカジュアルブランド。この不景気な時期にも業績を伸ばし、海外への進出にも熱心。

元々、CMに藤原紀香といったモデル出身のタレントを起用したり、有名クリエーターを使ったWebのキャンペーンなど、凝った宣伝手法好きなユニクロですが、ある意味今回のキャンペーンは、一流モデルを起用するという、捻りのない直球型。

とは言え、モード誌に興味の無い女性にとっては、アギネスも只の外人モデルかもしれません。モード誌ファン(ファッションヴィクティム)にとっては「ユニクロなんて・・・・・・・」。
しかし、その辺がユニクロの狙いなのではないでしょうか?

込められたメッセージは、「モードが好きな皆さん、こっちの方が現実的ですよ」では?

ユニクロ、ザラH&Mフォーエバー21といったファーストファッションは業績を伸ばしています。日本のしまむらだって凄いです。

先日も電通総研の方にお話しを伺いましたが、時代は変わり、若者はハイファッションに価値を見いださなくなった。かといって、ブランドの価値を認めていない訳でなく、バッグ、時計、靴といったものに対してはブランドへの投資も肯定的。ただ、ファッション(アパレル)については、流行廃りが激しいので、あまりお金を掛けなくなってきている傾向があるとか。

ん~時代は変わったと思います。学生時代に、マルイのスパークリングセールに並んだり、BIGIのスタジャンを買うために発売日に並んだりした時代は、もう来ないのか?

 

2009年5月12日火曜日

まるで、NECのPC98のシェアみたいだ!



皆さんは、PCのブラウザは何を使っているだろうか?

当然、圧倒的なシェアはIEで、ここ数年はFireFoxやSafariのシェアが拡大している。そして昨年リリースされたGoogle Chromeといったところだろう。

かつては、Netscapeが圧倒的なシェアを誇り、その牙城を崩すために、マイクロソフトはOSにバンドルしたり、そして欧州連合からバンドルに対する起訴を起こされたりという歴史がある。

IEの独占状態が崩れつつある国内Webブラウザシェア

Jストリームの調査によると、ブラウザのシェアにも大きな動きが出ているようで、IEのシェアは大きく減少し始めている。この動きは、かつて国内のPC台数シェアで圧倒的な強さを誇ったNECのPC98を彷彿させる。当時、最大シェアを誇るコンパック(デルだったかも)ですら、米国市場の13%程度のシェアだったが、日本では7割近くがPC98という時代があった。

かくいう私は、最近はChromeがメインですね。仕事の関係で(重くて嫌いだが)IEをメインにFireFoxも使っていましたが、ここ数ヶ月は完全にChromeに嵌っています。正直、使いやすいです。

特に気にいっているのは、タブブラウザのタブをドラッグ&ドロップして新しいウインドウを開けるところです。2つのウインドウを比較したいときに便利です。また、逆の動作も可能で、複数開いているウインドウを重ねていくと、一つのウインドウ内でタブ展開に出来る。この機能便利です。


 

2009年5月11日月曜日

出版社のサイトの3割には検索機能がない!

国内の出版社サイトの3割以上に「検索機能がない」、出版社専用のWebサイト管理システムが登場

やはり、これが現実なのですよね、日本の出版社の。

出版社内でも、色々とステークホルダーが多いせいで、本当にあるべき機能やコンテンツがサイト上に取り込めない事も多いです。私の経験でも、某ビジネス系のポータルでTOPページのリニューアルを頑なに拒む編集長がいました。

営業的には、どうにかしないといかんので、私の上司がなんでそこまで非協力的なのかを訪ねると、編集長は逆ギレして、「TOPをいじるのは、大変なんですよ。色んな人が既得権益を主張するんだからさ。ホント、オレはやりたくない!!」。まあ、編集長とは言えども、若手。諸先輩方から、いろいろな形でねじ込まれたりする関係で、TOPページだけはいじりたくないとのこと。

この辺は、旧来のメディア企業がデジタルビジネスを推進する上での障壁ですかね。

これを解決するためには、全体図を把握できるマネージメントが必要。そして、望むらくはそのマネージメントが、旧来型メディアとWebメディアの特性を理解すること。

なかなか、そんなマネージメントいないか?まあ、今の30代終盤から40代くらいですかね、その辺を理解出来そうなのは。

 

2009年5月9日土曜日

主婦の友社が大日本印刷の傘下に!

とうとうこんな動きも出てきましたね。昨年、社名にもなっている雑誌「主婦の友」を休刊しており、デジタル分野ではGLAMにも加盟しています。

主婦の友社のリリース

デジタル事業に関しては「デジタルef」があるが、あまり元気のある感はない。しかし、今回のDNPの出資を受けて、新しい動きがあるのではないかと期待しています。

大日本印刷というと、少々地味(失礼)なイメージもありますが、そこは世界のDNP。規模にモノを言わせて、実は色々な先進的な取り組みを、古くから行っています。90年代中盤より、メディアギャラクシーと言う事業を開始しており、現在でも多くの企業のサイトをホスティングしている。

単なる印刷事業だけでなく、ICカード、ICタグ、カードシステム、電子フォーム・電子文書、ホログラム、
ネットワークソリューション、データベースソリューション、デジタルコンテンツソリューション等々。彼らが保有するソリューションは、数限りないです。

デジタル事業に取り組もうとしている出版メディアに圧倒的に欠けている、テクノロジー・ソリューションをすべて持っているのではないでしょうか?

ちょっと期待しています。(少数派かもね)

 

2009年5月7日木曜日

黒川温泉に出版社再生のヒントを見つけた

テレビ東京 ルビコンの決断
2009/5/7放送 愛する故郷を救え!~黒川温泉 再生への決断~

ヒントと言うほど大した事ではありませんが、社内に複数のプロフィットセンターを抱える企業(どこもそうですが)が、いかに再生していくかのアイデアにはなるのではないでしょうか?

80年代には24の温泉宿を抱えながら、流行らない温泉街であった黒川温泉が、いかにして今の地位を築いたか?結論から言えば、経営者(この場合は、一人の旅館経営者)の振れない方針と、部分最適化ではなく全体最適化を目指した結果です。

普段から出版社と言う組織に属していると、媒体間の競争、営業個人同士の競争などなど、一見組織が切磋琢磨される良い仕組みに見えながら、実は個の事ばかりを重視するばかりに、全体の利益を失っているケースは良くあります。

改めて言おう!

メディア人は、絶対見るべし!(そのウチ、YouTubeに上がるかな?)
 

2009年5月6日水曜日

専門メディアの苦悶

米国のビジネス誌の業績不振が続いているようだ。

3大ビジネス誌のBW,Forbes,Fortuneも苦境に

元々、雑誌産業は斜陽と言われ久しいが、ビジネス誌や専門誌は、まだ持ちこたえてきた方だと思います。

実は、2006年にBusinessWeek、2007年にはForbesから誘われた事もあり、当時の担当者とは何度か面接をしています。雑誌の広告営業経験がある人間を捜していながらも、当時すでにWeb経験者を捜していました。

本国のWebビジネスは、(当時は)両社とも順調であったと記憶しています。

ひょっとして、私が日本法人にいたかと思うと、ちょっと複雑な気持ちですね。

さて日本国内でも、専門誌は益々苦しくなっており、私の在籍するファッション誌の分野でもかなり厳しい状況が続いています。今年の夏にコンデナストから創刊予定だった、Glamourも創刊中止でプロモーションを請け負っていた大手の広告代理店は億単位の売上が飛んだりしたそうです。

ん~、出版社は早急にデジタルビジネスを考えていかないと、将来が無いですね。

こんな仕組みがあれば、出版社のWeb構築は効率的かも?

 

2009年5月4日月曜日

Webサイトのデザインは、どうあるべきか?

GWに暇を持て余し、色々と見ていると下記の記事が:


必ずしも、すべてのサイトに当てはまる訳ではないが、大きく頷いてしまいます。実はベタなキャンペーンの方が、ユーザーには刺さったりするもので、自分の普段の行動を見ていても当てはまる事は多々あります。普段、Webで買い物をしている時って、あまりサイトのデザインではなく、価格や商品のスペックが重視されていて、それを語るのは(Webの)デザインではなく、テキストのパワーと画像なんですね。

マスターオブオレンジでも書いてありますが、あまりにデザイン重視でユーザーを失っているWebサイトも多いのは事実です。ファッション系メディアやブランド系ショップのサイトはひどいモノで、まあ何をユーザーに語りかけているのかが分かりません。

最近、米国系のコスメブランドのオンライン部門責任者とお話しをする機会があり、Webサイトの役割についてのお話しをしました。彼らのグループ(約10ブランド)でも、過去に色々なWebでの取り組みをした結果、ユーザー本意のサイト作りを進めていく方向になっているとの事。一時は、ファッションブランド系サイトのように、非常に(無用に)リッチな作りでユーザービリティを無視していた時期もあったそうですが、今後についてはグローバルでユーザービリティ本意へと移行するとのこと。

実は、まだまだファッションブランド系のサイトはユーザーを無視しているケースが多く、特にヨーロッパ系の老舗ブランドは酷いもので、彼らのサイト作りというのは、すべて自社本意。自分たちが美しいと思うことだけが、デザイン採用の基準のようです。

その結果として、DIORは鳴り物入りで開始したEC事業から、ほんの数ヶ月で撤退。カルティエは、EC事業はまあまあと言いつつも、実態はサイト運営にリアル店舗1店分のコストと手間がかかっているとのこと。

考えるに、メーカー(ブランド)発のEC事業の目的とは、何なのでしょうか?勿論、モノを売り、利益を上げること。しかし、もう一つ忘れてはいけないのは、ユーザーへの便宜を図る事(=CRM)なのではないでしょうか?これこそが、ブランド価値を守る方法なのではないでしょうか?

2009年5月3日日曜日

また仲間が増えた

4月から書きためているWebですが、新しく仲間が増えました。

http://sites.google.com/site/masteroforange/

Jack Blackを名乗る青年ですが、メーカーからネット専業、CSテレビ局と、面白い経歴を持っています。彼と知り合ったのはCSテレビ局の時ですが、平均年齢が20代後半と言う職場に飛び込んだ40代のオッサンに慣れ慣れしくしてくれたのが印象に残っています。

現在、マイスターズは5人で運営していますが、まだまだ書いていない人もいるので、これからだと思っています。別に大きなトラフィックを求めるのではなく、Web広告業界やメディア業界の人間が「ニヤリ」とするようなコンテンツを貯めて行くことが目的です。

その昔(と言っても、6~7年前)は、ブログなんていう、簡単にメディアを構築できるツールなど無かったので、わざわざホームページビルダーなんてアプリを購入してサイトを作っていた時期もありましたが、限られた時間のなかで更新も出来ず、すぐに風化させてしまった経験もありました。

現在はブログやWIKIと言った、チームで手軽にメディアを構築出来るツールがあるので、しばらくは続けていこうと思っています。

Webメディア仕事のアイデア集


GWのまっただ中で、行楽地は賑わってるようです。例年であれば、盛岡の知り合いのバイクショップで、オフロードバイクの練習合宿に参加しているのですが、今年は色々とあり、過去10年で初めてパスしました。

まあ、特に旅行に行くわけでもなし、近場でも下手に動くとETC渋滞に巻き込まれそうなので、とりあえず大人しくして、blogとWebの構築に勤しんでおります。

社会人になってから、ず~っとメディアに関わってきており、雑誌、Web、CSTV局と色々経験してきたので、ぼちぼちお仕事情報をまとめているところです。


一応wiki的に運用して、みんなで情報をまとめて行こうと思います。なにぶん文章がヘタなので、うまく表現出来ない部分もありますが、そこは仲間に協力してもらい運営していこうと思います。


リミックス系のCGMコンテンツ

こちらは、2007年11月のブログエントリーから引用。


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CGM系のコンテンツサービスが増えている今日この頃ですが、最近目に付くのがリミックス系のサービス。既存の動画や音源をユーザーがリミックスして楽しむサービスですが、素材として利用されるコンテンツが、権利保有者の許諾を得ていないものも多く、あちこちで起訴問題なんかもあるようです。 

そこで最近増えつつあるのが、コンテンツホルダー自身が素材を提供するサービス。 

ボブ・ディラン

ボブ・ディランのアルバム発売にあわせたキャンペーンなんですが、既存のビデオにユーザーがメッセージを挿入できます。まあ、ニコニコ動画と大して変わらないような気もしますが、大きな違いは違法では無いことか? 

またアメリカのmtv.comで展開している事例があって、こちらはアーティストのミュージックビデオを細切れにしたパーツと、ライブイベントのパーツを提供して、ユーザーが自分の好みでリミックスするというもの。このサービスを使って、ユーザーが作ったリミックスビデオのランキング等も公開していて、おもしろいサービスだと思います。 

MTV Remixer

(残念ながら、こちらのサービスは終了しているようです。アーティストの楽曲に、オリジナルのミュージックビデオのクリップ、MTVのショーでの出演シーンをコマ切れで提供し、ユーザーが独自のミュージックビデオを作ることができるツールです。アドビが提供する、remixerと言うサービスですが、コストが高いことの問題。)

どちらもユーザーを合法なプラットホーム上で遊ばせようという試み。 

私の友人で、趣味でオートバイレースの撮影をしている方がいるのですが、何が大変と聞くと、BGMの挿入とか。元々細切れのシーンをつなぎ合わせた素材なので、そのままではエンジンの排気音まで細切れで、聞き苦しいものになるそうで、それをカバーするためにはヘビーメタル系の音源なんかを被せるそうです。ところが、そもそも合法な素材を考えると、数が限られてしまうようで、最近の作品は同じBGMを使用することもあるようです。 

音源にしろ動画にしろ、権利者への配慮は必要で(そもそもコンテンツを作るのに金が掛かってるので)、それを抜きで考えてしまうと、金を掛けてコンテンツを作る人間が損をする事になってしまいます。 

もちろん、個人が楽しむ範囲であれば、ある程度寛容であるべきと思いますが、少なくとも第三者のコンテンツを権利保有者に無断で個人に利用(リミックスさせて)させて、そこで金儲けをしようというのはいかがなものか?まるで、利用している個人の問題と言うことで責任を個人に負わしているようで嫌な気分になるのですが・・・・ 

こんな事を続けてると、(企業としての)コンテンツ提供者がいなくなっちゃうので。

気を引くメールサブジェクト

ちょっと古いネタを、別ブログからサルベージしました。

随分昔に流行った、SPAMのサブジェクトなんですが、

仕事上、日々受け取るメールの通数は1000~2000通。その内本当に仕事のメールは1~2割で残りはSPAMです。くだらないものが多い中で、年に一回くらいは秀逸なタイトルがあり、これも一例です。

当時の私のブログエントリーから引用です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
いや~まいった。やられました、感服です。

仕事柄、毎日受け取るメールが2000通以上、そのうち9割がSPAM(迷惑メール)なんですが、こんなものにいちいち目を通していたら、仕事なんて終わりません。メールサーバがspamと判断したものはゴミ箱いきだし、特定の単語(SEXとかバイアグラとか)なんかが含まれるものも削除。

でも、たま~に、ついつい本文を読んでしまうspamがあるのも事実。この部署(インターネット広告)に移って4年以上たちますが、これは秀逸。
っで、前置きが長くなりましたが、最近届いたSPAMです。内容は、ありがちな未亡人のお誘い系なんですが、サブジェクトにやられました。読んじゃいました。

下記、引用です。
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Subject: 主人がオオアリクイに殺されて1年が過ぎました。

オイオイ、これは反則だろ。オオアリクイだぞ

本文
いきなりのメール失礼します。
久光さやか、29歳の未亡人です。
お互いのニーズに合致しそうだと思い、連絡してみました。

自分のことを少し語ります。
昨年の夏、わけあって主人を亡くしました。
自分は…主人のことを…死ぬまで何も理解していなかったのが
とても悔やまれます。
主人はシンガポールに頻繁に旅行に向っていたのですが、
それは遊びの為の旅行ではなかったのです。
収入を得るために、私に内緒であんな危険な出稼ぎをしていたなんて。

通常、この手のSPAMは本文が面白くないのですが、このくだりはなかなかのものです(爆)

一年が経過して、ようやく主人の死から立ち直ってきました。
ですが、お恥ずかしい話ですが、毎日の孤独な夜に、
身体の火照りが止まらなくなる時間も増えてきました。

主人の残した財産は莫大な額です。
つまり、謝礼は幾らでも出きますので、
私の性欲を満たして欲しいのです。

お返事を頂けましたら、もっと詳しい話をしたいと
考えています。連絡、待っていますね。
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まっ、結局意味ないのね~(チャンチャン)

2009年5月2日土曜日

master of orange

メディアの仕事に携わってきて、早20年近く。雑誌広告の営業から、雑誌創刊。Webサイトの営業・開発、そしてビジネス開発と、色々とやってきました。

今までも、お遊び系ではblogやSNSをいじってきましたが、そろそろお仕事の方でも情報を整理しておこうかなと思います。



とりあえず、こちらのお仕事ブログを通じて、日々接しているメディア、広告業界で起きている事を書き留めていこうかと思います。友人数人と、コラム等もまとめているので、こちらもご利用を。

マスターオブオレンジ

2009年4月3日金曜日

テスト